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『演劇の課題2』発売しました!
評価:
『演劇の課題』編集委員会
三恵社
¥ 2,160
(2015-05-30)

稀代の最強演劇論文集、『演劇の課題2』がついに三恵社より発売しました。

昨日から何軒か本屋を巡ってみるものの、どこにも見当たりません。
きっと徹夜組がイナゴのように買い漁ってしまったのでしょう。
Amazonもアクセスが集中し、サーバーがダウン寸前のようです。
試しにコンセントを入れたら繋がったので、もしかするとそれが原因かもしれません。

『演劇の課題2』は、5つのカテゴリーから成る論文集です。
すなわち、「劇場」、「演技と上演、」「作家と作品」、「演劇研究と資料」、「演劇の記憶」。
全ページ写真に撮ってアップしちゃおうかとも思ったのですが、執筆者自ら逮捕されるとまずいので、目次だけご紹介します。

 

まえがき

劇場
ヴィチェンツア、サッビオネータ、パルマー北イタリアの劇場都市をめぐるー  福島勝則

演技と上演
研究ノート ロシアにおけるデルサルト・システム  武田清
レパートリー・シアター・ムーブメントの発生  藤岡亜由未
演技が起こる前にーニュートラル・マスクと俳優の身体ー  松山立
A.W.イフラントが目指した舞台づくりー視覚的要素の問題を中心にー  新沼智之

作家と作品
宮本研のドラマトゥルギーの転換ー『明治の柩』から『美しきものの伝説』へー  土屋康範
岩田豊雄の一九六三年・其の一  井上優

演劇研究と資料
演劇写真研究の泰斗・安部豊の仕事ーその成果と活用をめぐってー  村島彩加

演劇の記憶
「多摩芸術学園」の思い出  神山彰
随想・「演劇の課題」とは?  佐藤正紀

あとがき
執筆者紹介


初心者を全く無視したハードボイルドなラインナップです。
梅雨はなかなかお出かけできません。家内のお楽しみに、一冊いかがですか?

 
JUGEMテーマ:本の紹介


 

Posted by 松山 立 at 13:13 | | comments(0) | trackbacks(0)

課題としての戯曲(大学編その1)
大学で演劇を教わるというのは、考えてみればとても矛盾したことだ。
 
早稲田、明治といった伝統的に文献研究を中心とする演劇科ならば、それは大学の範疇だろう。
しかし、実践的な演劇を教わるとなると、大学という立場はなかなかに難しい。
専門学校や養成所との差別化をどう図れば、大学の演劇科は生き延びられるのだろうか。
考えれば考えるほど、別に大学でやんなくてもいいんじゃないか、と思えてくる。

演劇の場合、手取り足取り教えてあげるよりは、
とりあえず場所と時間だけ与えて、あとは野放しにしといた方が案外有能な人材が育ったりする。
ときどき圧力をかけて潰しかけてあげたりするのも有効だ。反骨心からいい戯曲を書いたりする。

時間と圧力。鍋料理みたいなもんですね。


大学は文科省の認可の下で運営するわけなので、ちゃんと単位を発行しなければならない。
単位というのは、基本的に週1回の授業を1年間(あるいは半年)繰り返すことによって発行できる。
ただ、週1回では、とてもじゃないけど上演の準備はおぼつかない。各大学は頭を絞って、集中形態にしたり、2〜3コマぶち抜きの授業を作ったり、なんとかまとまった時間を確保しようと奔走する。それでも、やはり単位との整合性や他の授業との兼ね合いで苦戦するのが現状だ。
 
ということで、

「専門的にやるわけじゃないけど、週1回くらい教養として演劇を通過する。」

皮肉なことに、今のところ、このスタンスが大学の演劇に一番フィットするように思う。
で、問題になるのは、そういうときに使うテキスト、つまり課題用の戯曲は何がいいかということだ。

なかなか本編に入れない。
 
JUGEMテーマ:演劇・舞台

Posted by 松山 立 at 21:09 | - | comments(0) | trackbacks(0)

「課題」としての戯曲
俳優志望でない学生に演劇を伝えるのは、楽しい。

週一回、非常勤で教えにいっている大学での授業。早いもので既に半分終わってしまった。
戯曲なんか一本も読んだことないだろうし、下手すると舞台を観たこともないかもしれない。
うかつにスカート履いてきて、「すいません、座れません」という場面も珍しくないが、うまい、へた、を度外視すると、演劇はかくも豊かになるものかとこちらが驚く。

俳優女優の卵は、とかくガツガツしてていけない。
こういう卵は孵化させずに腐らせた方が社会のためになるのではないかと思う。

さて、授業も半分すぎるあたりになると、さすがにシアターゲームでお茶を濁しているわけにもいかなくなる。演劇の基本要素をおさえられたら、ぼちぼち次の段階へ。
同じように大学あたりで演劇の授業を持っていらっしゃる先生方は、否応なくこんな悩みを抱えるのではあるまいか。

テキストは何を使ったものか、と。

養成所や劇団の下部組織でテキストを選ぶのと、大学の授業で使うテキストを選ぶのは、似ているようで違う。戯曲を上演することは同じでも、養成所と大学では演劇を学ぶ目的がそもそも違うからだ。

ちなみに養成所や劇団の研究所の卒業公演あたりで最も選ばれる戯曲第1位は、

『わが町』(ソーントン・ワイルダー作)

に違いない。
統計を取ったわけではないが、この答えにはかなり自信がある。
毎年毎年、卒業シーズンになると各地で『わが町』が上演されている。

なにせ、お金がかかりませんから。

舞台装置を使わないこと、とト書きに書いてある。経営者としてこんなにありがたい戯曲はない。
必要なのは机と椅子だけ。最小限の装置しか使わないことで、逆に演劇の本質が見える。
つまり、舞台上にどんな豪華な装置があろうが、それらに意味を与える特権を持っているのは俳優ですよ、という点だ。

また、登場人物が多く、ある程度台詞が分配されていることも、卒業公演としてはポイントが高い。
地方から親がわざわざ新幹線に乗って見に来るのに、娘は一言も喋らず袖へ引っ込みました、では具合が悪い。

あるいは、思想的に極端な偏りがないのも理由の一つかもしれない。
もちろん、演出次第でいかようにもなるが、例えばブレヒトみたいにバリバリの社会主義者ではない。
生と死、時間、宇宙といった普遍的なことが扱われている。

こういう点を満たしている戯曲は、あるようでなかなかない。
ワイルダーが「卒業公演でたくさん上演されますように」と願って書いたわけではないだろうが、
このあたりの事情を汲んで、卒業公演狙いで戯曲など書いてみると、案外需要があるかもしれない。

さて、一方で大学は?

 
JUGEMテーマ:演劇・舞台

Posted by 松山 立 at 21:55 | - | comments(0) | trackbacks(0)

『演劇の課題2』とは?
評価:
佐藤正紀教授退職記念論集刊行委員会
三恵社
¥ 2,160
(2011-03-31)

今日も今日とて、金か食い物は落ちてないかと街を徘徊していると、
やはり民衆の声が聞こえますね。

「おい、『演劇の課題2』が出るらしいぞ!」
「えっ、本当?じゃあ、あたしパパに買ってもらったマンション売ってお金作らなきゃ!」
「俺はホルムズ海峡でタンカー待ち伏せして、石油盗んで売ってくるよ!」

というようなシュプレヒコールが。


そもそも、『演劇の課題2』とは何か?
2ってことは、1があったのか?

今さらとは思いますが、万が一知らない方のために。
たまたま狼に育てられて、本とは縁のない人生を歩んできたんです、という方のために。

2011年、『佐藤正紀教務退職記念論集 演劇の課題』という稀代の名著が誕生しました。
その名の通り、明治大学文学部教授の佐藤正紀先生が退職するにあたって刊行された、古今東西あらゆる角度から演劇にメスを入れる骨太な論文集です。

佐藤先生は、学生時代の恩師。二言目には「演劇は、戯曲を上演すること」と言って聞かない紳士でした。
私が曲がりなりにも演劇を続けているのは、先生の「10年続ければ食えるようになる」という名言によるところが非常に大きい。
先生におかれましては、私のような出来の悪い弟子を持って、さぞご不幸かと存じます。


今回出版される『演劇の課題2』は、その続編にあたる本です。
1のときは「気合の入った本が出たもんだなあ」と呑気に鼻くそをほじっていたのですが、今回は私も執筆者として末席を汚すことになりました。

「末席を汚す」という言葉が、これほど的確に当てはまる状況もなかなかあるまいて。
広辞苑で「末席を汚す」を引くと、おそらく今回のことが例文として載っていると思います。

そんなわけで、『演劇の課題2』が出ます!

 
JUGEMテーマ:演劇・舞台

 

Posted by 松山 立 at 00:24 | | comments(0) | trackbacks(0)

【速報】『演劇の課題2』5月30日発売!
評価:
『演劇の課題』編集委員会
三恵社
¥ 2,160
(2015-05-30)

今日は国民の皆様に重要なお知らせをしなければなりません。

来たる2015年5月30日(土)


『演劇の課題2』

が、三恵社より発売されます。

2011年に出版した『演劇の課題』からはや4年。全国民待望の新刊です。

本屋には今日あたりから長蛇の列ができることと思います。

アップルウォッチが発売されるとき以上の、
ウィンドウズ98が発売されるとき以上の、
エア・マックスが発売されるとき以上の、
ドラクエ3が発売されるとき以上の、

長蛇の列です。ロング・スネーク・ラインとでもいいましょうか。
おそらく強奪事件も発生することでしょう。皆様くれぐれもお気をつけ下さい。

肝心の内容については、続報を待て!

 
JUGEMテーマ:演劇・舞台
JUGEMテーマ:本の紹介

Posted by 松山 立 at 21:30 | | comments(0) | trackbacks(0)

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