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黄金のフェルデンクライス
フェルデンクライス教室通いが続いています。異国の地で途中で投げ出すこともなく、毎週毎週勤勉に通う姿は見上げたものですね。

「10回分の回数券を買うとおトクですよ」と言われて、はじめに大枚をはたいてしまったのが一番の理由ですが。
何を言われても、相変わらずNOと言えずに過ごしています。


この施設には二種類のフェルデンクライス教室があって、普通のコースと「フェルデンクライス・GOLD」というやつ。
よくわからずに通い始めたところ、僕のところはGOLDだそうです。GOLDだから上級者向けで、シルバー、ブロンズ、無印と、聖闘士星矢みたいな階級になっている。

・・・ものとばかり思っていたが、どうやら様子が違うことが最近分かってきました。

そもそも教室にいるのはじーさんばーさんだし、みんな妙に咳込んでるし、毎回先生に今日はどこが痛い、今日はここが張ってると、健康相談を欠かさない。五体満足なのは私くらいのもんです。

どうやらGOLDは黄金聖闘士ではなく、さいたまゴールドシアターの「ゴールド」だな、これは。

しかしまあ、考えてみれば、速く、強く、激しくではなく、遅く、弱く、ゆったりと。フェルデンクライスの真髄に近づくには、最もふさわしいクラスなのかもしれません。

と、自分に言い聞かせて毎週せっせと通っております。

Posted by 松山 立 at 07:05 | ロンドン紀行 | comments(0) | trackbacks(0)

朝、いつものように、ボム

朝、いつものように出かけると、

「朝、いつものように出かけると、」と書けるくらいには、生活が落ち着いてきました。英語は相変わらず全然ダメですが、コミュニケーションは言葉ではなく、金と見た目だということを痛感する毎日です。

それはさておき。

朝、いつものように出かけると、バスがなかなか来ません。ロンドンのバスが大雑把な時間で動いているのはもう慣れたのですが、それにしてもなかなか来ないのです。バス停で待っている人の数も、次第に増えてきました。なぜか、そこらへんの店にいる人たちも店外へゾロゾロ出てきた。

なんだ?

さすがにこのままじゃ遅刻しそうだから、遠回りだけど電車に切り替えようかと思っていた矢先、警察があちこちからやってきて、映画で見たことのある「WARNING」のロープを張って、道を封鎖してしまいました。通ろうとしている人たちも何やら追い返されている。

バスも、電車も、タクシーも止められて、全く身動きできない状態になってしまいました。

時計を見ると、もう間に合いそうにない時間だから、いや、頑張れば間に合うかもしれないけど、そこまで朝からあくせくするのもどうかと思うような時間になっています。

とりあえずマスターに電話をして「なんだかよくわからないけど、全部止まっちゃってるんです。」の旨を伝え、これは神のお告げだということにして、家に帰ってコーヒーでも飲もうかと。

ツイッターで「爆弾テロの疑いあり」のニュースを見たのは、その5分後のことでした。

結局、何事も起こらなかったからいいものの、わが町でそんなことが起こるとは思わなんだ。

ロンドンと言っても、ここは大した都会でもなく、日本でいうと神奈川県の宮崎台くらいの町です。

わかりにくいでしょう?わかりにくいくらいの町なんです。

Posted by 松山 立 at 01:15 | ロンドン紀行 | comments(0) | trackbacks(0)

頭のてっぺんからつま先まで
人は、平常時にはたくさんの建前や鎧に行く手を塞がれて、本当のことから自ら遠ざかっていくものです。

真実を語ることができるのは、狂気に陥っているときだけなのかもしれません。

しかし、真実を語っているとき、人はそのことに気づかない。

真実に触れ、なおかつ触れた真実の手ざわりを確かめたいと願う。そんなとき人にできることは、狂気を装う以外にないのかもしれません。

真実に触れ、気が触れる。

先日『リア王』を観て、そんなことを考えました。

Posted by 松山 立 at 20:00 | ロンドン紀行 | comments(0) | trackbacks(0)

ベストキッド
今回の滞在、この人なくして僕はロンドンにいない、という人がいます。

名前を書いていいのかダメなのかわからないので書きませんが、まあ書いてもたぶんどうってことはないでしょう。


日本からやり取りしているとき、あまりにもメールのやり取りに間が空くので何事かと思ったら、ときおりネットカフェに行くとき意外はパソコンに触らないとのこと。先日お宅にお邪魔したらテレビもありませんでした。
僕のビザ取得が遅れに遅れたのは、この事情によるところが非常に大きい。聞いた時には本当に寒気がしました。


それもそのはず、歳はおそらく80近い。
それでも毎日気を張って授業を行う超ベテランのマスターです。

演劇学校での授業参加、個人レッスン、人と会う約束の取り付けなど、何彼と面倒を見てくれて、おかげで自力ではとても手の届かないところまで潜入することができています。足を向けて寝られませんね。


しかし、こんなに面倒を見てもらっていると、ときどき自分がもう36歳で妻子持ちだということを忘れて、19か20歳くらいの学生に戻ったような心持ちになります。
じーさんも、いや、マスターも同じなのかな。孫の世話を焼いているような感じなんだろうか。


映画『ベスト・キッド』のミヤギ師匠とダニエルさんみたいな関係に近いかも。
なんだかいかがわしいけど達人なところとか、とにかく出来の悪い弟子なところも、とてもよく似ている。


良き師匠に出会う運だけでここまでやってきましたから、今回もそんなご縁なのかもしれません。

帰るときには、師匠の家にワックスでもかけてあげましょう。
もう伝わらないかなー、その話。

Posted by 松山 立 at 21:43 | ロンドン紀行 | comments(0) | trackbacks(0)

スタンディングウィンター
日本の立冬がロンドンにも届いたのか、ロンドンの偏西風が日本まで届いたのか、とにかく寒いです。

ダウン、手袋、マフラーの3点セットで毎朝出かけるものの、足元が通気性のいいスニーカーだったりすると、冷えがヘビみたいに伝わってきます。底冷えとはまさにこのこと。

とはいっても、まだ11月に入ったばかり。本格的な冬を乗り越えられるのかどうか・・・。


最近、町の図書館を使えるようになりました。ホームレスのみなさんと仲良く並んでお勉強しています。
せっかく住民税払ってるんだから、と試しに行ってみたところ、意外にも日本語の本も少しばかり。
ここはロンドンの中でも日本人が多く住んでいるエリアなので、需要があるのかもしれません。

シェイクスピアが少し、京極夏彦が少し、林真理子が少し、『バガボンド』が最初の3巻、『プルートウ』が最初の1巻、、、

『美味しんぼ』は58巻だけありました。

近所の人の寄贈なのかな・・・?

ともあれ、図書館が使えるのはありがたい。新聞も各紙読めますし。
明日は大統領選の結果が大きく報じられることでしょう。

Posted by 松山 立 at 19:54 | ロンドン紀行 | comments(0) | trackbacks(0)

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